感覚過敏の人にとって恋愛はとてもハードルが高い。
人との距離が近ければ近いだけ、身体に伝わる感覚からの刺激は強くて、気持ちが悪いくらいのことだって正直ある。
そもそも「新しい」何かに慣れるのはとても大変なのだから、
自分の磁場に新しい誰かを入れるなんて、とんでもないチャレンジだったりする。

高校生の頃の自分を思い出してみると、その頃どうしても、繊細な自分が嫌で、
「イケた人」のフリをしたかった。
付き合っていた人も、所謂、学年でも超存在感のあるカッコいい「部類」に入る人。
かなり無理をして、私のデフォルトは「何でも大丈夫」なフリ。
大人なところに食事に出かけたり、素敵なところに飲みに行ったり(おいおい、高校生)、ライブに行ったり。お決まりは学校帰りの海。真冬でも制服のスカート&ローファーに冷え冷えになりながら、よく我慢した。革靴の中に入る砂や靴下に入り込む砂に気持ち悪さが半端ない。
身の丈以上に背伸びをして、自分の磁場に入れた人について行こうとして無理をした若かった頃の自分。
繊細なくせに、じっとていられない、すぐにつまらなくなる自分も、それに拍車をかけた。
恐怖麻痺反射、モロー反射、ATNR。。。数々の反射を統合しないまま、大きくなった私の恋愛は、いつも精神的に限界で、臨界点を越えたら、今度はまるで恋愛依存のように、不安を恋愛で埋めようとして恋愛でさらに不安定になる。ということを繰り返した。
様々な世代の人たちに読んでもらいたいこのブログ。
今後、原始反射のことも、感覚過敏のことも、資料として分かりやすく残していきたいと思う。(それも自分のホームページで書くことの利点。)
敢えて繊細過敏な若い子に言うならば
「無理しなくていいよ」かな。
生きづらさにはワケがある。無理して「大丈夫なフリ」すると、いつか拗れちゃうから、くだらない違和感も、認識していくことが先だよ。
恋愛の前に自分を知ろう。みんなと同じじゃなくていいのだからね。
そして、皆、タイミングって違うのだよ。
高校生の頃付き合っていた彼の影響で坂本龍一が好きで、
「戦場のメリークリスマス」をよく聴いた。私も彼も歌謡曲には興味がなかったことは数少ない共通点だったかもしれない。
あ、私の音楽好きのジャンルは幅広いので、今後色々お付き合い頂きますが、
今日の気分は、戦場のメリークリスマスではなくて、同じYMOにいた細野晴臣氏のこれ。考えてみれば、70歳を軽く越えているのに、かっこいい。琉球チックな感じがグッドだね。