本音を話すと 涙が出てしまう。
そんなことないですか。
しかも相応しくない場で泣いてしまう気まずさ。「どうしたの?」と思わせてしまう恥ずかしさ。
正直、悲しいわけでもない。
すごく動揺しているわけでもないのに。
私もそうでした。
「HSPだから」とペタっとラベルを貼って終わらせることもできるけど、
それ、何とかしたいんですけど。
という感じですよね。

- 一体何がわたしの中で起こっているの?
人間には五感から入ってくる自分の外側で起こる出来事を感じる力と(外受容感覚)
自分の身体の内側で無意識に感じる力(内受容感覚)があります。
所謂「敏感な人」は五感(ホリスティック的には十二感覚)から
その刺激を通して伝わる衝撃が強く、
脳の扁桃体に記憶の回路として
刻みこまれます。
十二感覚を通して与えられた刺激に
自動的に身体が生命本能から反応し
自分を守ろうとする時
その体験は「恐怖」という解釈になります。
その「恐れ」は興奮状態なわけで、
その興奮状態を抑えるのが
セロトニンです。
セロトニンの多くは腸内で分泌されるので
腸内環境が整っていてセロトニンがきちんと分泌され、脳まで運ぶポンプがきちんと機能していれば、
興奮状態を抑えることが出来るようになります。
ところが、「恐怖」という解釈を身体が信号として出す時、
交感神経が優位になり、
「逃げるか闘うか」の防御反応も出てきます。
すると、脳や筋肉に十分な酸素を送り出す必要があるので、
心拍が上がり、格闘に備えて、筋肉が緊張して縮小します。瞳孔も開きます。
外で起こることを察知した恐怖の「推測」と
身体が自動的に起こす反応から送られる恐怖の「経験」との間を合致させるために
身体が緊急事態に備えているとも言えます。同時にこれらが起こっていてお互いにフィードバックしている状態です。
繊細な人は身体が感じる刺激に敏感で、
常に自分を外界の刺激から守ろうとするため、外側に意識が向きやすい状態です。
自分の本音を言う時、
それは自分の内側の感覚に意識を向けるということであり、
ある意味自分の身を危険に晒している状態でもあります。普段し慣れていないことは、「非常事態」です。
そうなると、ストレスホルモンの影響で血管が収縮し涙腺に流れ込む血液の増加に伴って涙が出てくるのです。
涙を流すことで、
副交感神経に切り替わりリラックスしてくることもあります。
「泣いたらスッキリした」というのはそういう場合です。
でも、不適切な場面で
ただ自分のことを話して涙が出てしまうというのは、勘弁。ということもありますよね。
- では、どうしたらいい?
一つ目の方法として、
自分の内側に意識を向けることに慣れること。そして一人でリラックス状態になっている時にノートなどに感じていることを書き出す練習をすること。
二つ目の方法として、
身体の反応と、外で起こっていることは関連性がないと知ること。「心臓がドキドキする」を「緊張する」と訳さず、ただ「心臓がドキドキしている」とか「呼吸が浅くて息苦しい」とかそのまま観察して、自分のジャッジを入れないようにしましょう。
三つ目の方法として、
十二感覚を通して優しい刺激をたくさん身体に与え、身体に「あなたは安全です」ということを伝えること。
この3つ目の方法は
サウンドセラピーやホリスティックアートセラピー、クリスタルセラピーなどを通して「感覚」から安心を送ることで可能です。現在全ての講座は満枠ですが、また近いうちにオファーできるようになると思いますのでお待ちください。

今後のMayumiの活動や執筆活動のファンド、チベタンチルドレンファンドへの寄付なども含め、何か発信内容が有益なものであったと感じる時にドネーションを頂けると幸いです。私の夢は執筆にもっと専念できるようになること。この地球に本当の豊かさの循環をもたらすことができるようなフェアトレード&エシカルビジネスの発展にも力を注いでいきたいと思っています。関わる全ての人に循環を。の願いをこめて。
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