「ネガティブ思考」と正中線

jellyfish clip art

正中線とは、真っすぐ立った時に身体の中心に描く仮の線のこと。

自分がネガティブな思考なのは、親のせいだとか、環境のせいだとか思うかもしれませんが、必ずしも環境だけのせいでもなかったとしたら?の話です。

shallow focus photo of pink and brown jellyfish

正中線の発達

正中線を越え始めるのは赤ちゃんの頃。赤ちゃんが手で対象物を取ろうとするときにそれは起こります。

赤ちゃんが両手でボールのような大きなものを掴んで、少し身体を捻る時、それは正中線を越えたということになります。

左右両方の動きと環境との関わりに、この正中線を越えるということが非常に大事になります。

小さな子は右側にあるものを右手だけで取ろうとしたりします。私も小さい頃、ボールを投げるのに、右手で投げるのに、右足も一緒に出てしまうので、遠くまでボールが投げられなかったということを覚えていますが、それは正中線を越えていないということ。

正中線を越えることで、左右の違いが分かったり、空間認知力が発達し続けます。一旦4-7歳くらいまでが大きな成長の区切りです。

5-8歳くらいまでの間に多くの子どもは乳歯から永久歯に生え変わり始めます。その時、肉体の生命エネルギーはグッと外側に張り出して、肉体を押し思考体にせり出してきます。脳波もそれまでは起きていてもシータ波だったのが、アルファ波に切り替わります。夢を見ているような状態からやっと起きたような感じになるのがちょうどこの頃。

そして通常9歳くらいまでに一旦、空間認知の感覚が統合します。その頃は肺が大人に近いくらい大きくなり心拍も大人に近づいています。その頃に「時計」が読めるようになるのが理想で、長さや重さ、幅や広さなど「尺度」を学ぶと身に付きます。本当の意味でのそういった尺度が理解できるのは9歳を過ぎた後です。

正中線を越えることで得られる発達は、右脳と左脳のバランスに影響することから、勉強すること、読み書きなどにも関係があります。

またホリスティック的には、正中線を越えて空間認知力を持つということは、自分と自分の周りとの関わり方に大きく影響すると考えます。幼い頃に正中線を越える活動をしていないとすると、ものごとの見え方が歪み、この世界は怖いところというような捉え方をするので、不安を抱えやすい人になります。

三つ子の魂百までも。この癖は大人になっても続きます。世界は怖いところ、世界は私に優しくない。と感じてしまい防御の姿勢を保ち続けるのです。

そして物事の捉え方が歪めば、人の言動も歪んで捉え、自分が否定されているように感じたり、攻撃されるように感じたり、嫌われていると思ったりするわけで、そこから実際に様々な人間関係を体験する中で、正真正銘の抜けられないネガティブ思考な人が出来上がってしまうわけです。

gray rolled asphalt road under cloudy sky

正中線への影響

そのように左右の動き、そして周りとの関わり方に影響する正中線。

大して難しい動きでもないのに、本当に正中線を越えないなんてことがあるのでしょうか。

あります。敢えて、避ける傾向が出ます。

歩行器を使うことや、赤ちゃんのバウンサー、スマホやタブレットやテレビの前に座っている時間が長いことなどが正中線を越える動きをすることを妨げるため、大きくなっても出来る限り正中線を越えない動きをするようになります。

赤ちゃんがいる方は、赤ちゃんを歩行器で歩かせないことや、バウンサーや赤ちゃんが一人でお座りできる椅子の使用は必要最低限にするのが無難です。

そういったものに固定する時間が長いと、大きくなっても正中線をまたぐことを避けるようになります。 正中線をまたぐことを避ける子は、将来、学力的に問題を持ったり、人間関係に影響があったりすることも珍しくありません。

正中線を越えることで得られる利点

正中線を自由に越えることで、赤ちゃんは環境と「フル」コンタクトをします。環境を全身で経験します。例え、片方の手がふさがっていても、もう片方の手で反対側に手を伸ばします。こうして赤ちゃんはズリバイをしたり、ハイハイをしたりするようになり、自分で食べるということを覚えるのです。

そして就学前には利き手も決まります。

環境とフルコンタクトできる環境であるということは、それだけ豊かな世界が見えるということ。片方の手がふさがっていたとしても、ということは、何かちょっとした障害があったとしても別の方法があるのだと身体に教えているということ。障害があっても別の手段でそれを乗り越えることができるということや、自分で物ごとを解決したり、自分で自分のご機嫌を取れるようになるということ。

そう考えると、たかが正中線なのですが、すごいことなのです。

ホリスティックアートセラピーでは、正中線をまたいで模様を描きながら、色と形の効果も狙い、真っすぐな物事の捉え方ができるようにしていきます。

大人になっても自分のコンフォートゾーンを越えて、正中線をまたぐようにすることはとても大事。

日本の文化は正中線を意識するものが多いと思います。所謂「道」がつくものは、正中線のアートかもしれません。茶道、華道、剣道、合気道。。。あげればキリがないですね。

そのような「道」を究めるのも良いですが、敢えてお行儀を忘れて、右にあるものを足の指でつまんで、左側の洗濯物の籠に入れるとか、利き手と反対の手で反対側に置くとか、正中線をまたぐと良いかもしれません。お行儀のよい茶道などされている方は特に、茶道をしない時などの遊びやお行儀の悪さをこっそり楽しんでください。

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投稿者: mayumicosmiclight

神奈川県生まれ神奈川県育ち。20代でオーストラリアに移住。 極度の感覚処理障害から精神的な不安定さに悩まされて大人になる。 感覚が全て繋がった状態であるシナスタジア(共感覚)を持つため、学校の勉強は理解できなかったが、大学院でアレゴリーやシンボルについて研究。 博士課程前期終了後、大学の研究員として在籍。 その後、シュタイナーの哲学に惹かれ、シュタイナー教育を学び、シュタイナー学校で手仕事やアートを教える。自閉症スペクトラムや感覚過敏の子どもたちと関わる中で様々なことを学び実践。 現在はCosmic Light Pty Ltdディレクター。 ホリスティックアートセラピー、サウンドセラピー、クリスタルセラピーなどを合わせたホリスティックセラピーを用いて生きづらさや感覚過敏の人たちが、12感覚をバランスよく使い360度の空間を使うことで生きやすさを得るための知識を伝える講座や、身体と感覚、ヴェーディック占星術を合わせて用いた講座などを行っている。地球にも身体にも優しいエシカル商品の販売を日本在住のOfficial Shopオーナーたちと提携してプロデュース。書くことを老後に向けて本業としていくことや、循環のある豊かな地球にしていくための提案をこれからも続けたい。

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