
分かっているという状態。
それほど子どもに安心感を与えるものはありません。
次に何が起こるのかということをリズムで繰り返し繰り返し経験すると
そこに「馴染み」のある安心できる環境ができます。
ものごとが同じように行われ、同じ場所に片づけられる。
その環境を作り出す大人の役目が大事です。

この世界は収縮と拡張のリズムによって流れています。
肺が膨らむ、縮む。
潮が満ちて、引く。
子宮が収縮して、拡張して、子が生まれる。
夏には開いて、冬には閉じる。
夜は眠って、昼は活動する。
月が満ちて欠ける。
全て、収縮と拡張です。

私たちは静かに座るとき、内に内にと入り込み、強さと健全な自我感覚を取り戻します。
逆に世界に飛び出し、社交的に何かを表現したり、自然と会話を交わす時、私たちは拡張します。
感情的に健康であるということは、縮小と拡張に抵抗することなく、そのリズムに合わせるということ。収縮と拡張のリズムを知っているということ。

外遊びと室内の遊びのリズムも大事です。
外遊びは「前進する力」となり、お家遊びは、「維持する力、継続する力」とも結びつきます。そのリズムは自然と生きる力となっています。
子どもの頃のリズムは、将来的には「自制心」や自律の力にもなります。在りたい自分、具現化の目標など、自制心がなければ達成することはできません。
子ども時代の土台にあるリズムが心拍となり、呼吸となり、ストレスを感じることがあっても自身をリズムで正常化することができるようになります。

リズムを体験する安心に満ちた時期があってこそ、大人になってからの柔軟性などが出てきます。根本に、何が起こるか分からない子供時代を過ごしていれば、非常事態に備える防御反応が生まれてしまい、リスクを負うということに危険を感じ、逆に「知らないこと」や「分からないこと」の危険性にスポットライトがあたるため、同じことばかり繰り返すことに安心感を覚えるのです。
リズムというのは「時計」に合わせることではなく、収縮と拡張のリズムを意識すること。
だからこそ、不安を感じやすい人は、呼吸の収縮、拡張のリズムを感じることが大事です。何かしら自分でリズムを作り出すことによって、時間に追われる不安などから自分を正常化することができるようになります。
これについては、「生きづらさにありがとう」でも触れていますので、是非何度でも読んでみてください。
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今後のMayumiの活動や執筆活動のファンド、チベタンチルドレンファンドへの寄付なども含め、何か発信内容が有益なものであったと感じる時にドネーションを頂けると幸いです。私の夢は執筆にもっと専念できるようになること。この地球に本当の豊かさの循環をもたらすことができるようなフェアトレード&エシカルビジネスの発展にも力を注いでいきたいと思っています。関わる全ての人に循環を。の願いをこめて。