レムリア期から学ぶ その1<人智学>

silhouette photography of ball

前回の記事で、

地球の進化の話をしました。

土星紀⇒太陽紀⇒月紀⇒地球紀

今、この地球紀にいます。

その地球紀の中には第一循環から第七循環まであると言われ、

現在、第四循環

第四循環の中に、

ポラール期

ヒュペルポレイオス期

レムリア期

アトランティス期

ポストアトランティス期などがあり、

現在、ポストアトランティス期にいます。

これは時代のスケール的にとんでもなく壮大な話です。

レムリアの話を主にしたいのですが、ざっと、ポラール期から説明をしたいと思います。

ちなみにこれらの話はルドルフ・シュタイナーの “Akasha Chronicles” そして、”Cosmic Memory”から私がまとめたものになりますが、日本語への訳し方が間違っている可能性もあります。先にお詫びをしておきます。

ポラール期

ポラール期の特徴としては、まだ物質的なものが何もなかったことにあります。全てがエーテル体。感覚としては聴覚だけがあり全てが永遠であり、時間というものも存在しなかったことです。熱が生命を生み出したともされます。

ヒュペルボレイオス期

熱から空気の要素も生まれます。空気が生まれると音が発生するため、アストラル体に悟性魂(前回の記事で少し触れてます)の元となるものが生まれます。太陽が分離し外から光が送られるようになることで、人間が視覚を得ました。

lava flowing
Photo by Brent Keane

 

第三根幹人類 地球紀・レムリア期1

液体状態であった地球は固体へと変化しています。そのプロセスの中で地球は熱を発することができるようになりました。固まるにつれて鉱物も生まれます。今とは違う植物、動物も存在していました。人間の身体の中にある濃い部分は液体で、熱が加わり気体が発生したと言われます。器官のようなものが出来上がっていたとはいえ、肉体というよりは、雲のように浮いている存在です。水を摂取し、空気を吸って、食事や呼吸の原型のようなものも始まります。性別はなく、自分と同じ存在を自分でクローンするように生むことができました。

 

レムリア期2

人間はこのころ、熱による気体の影響で、衝動や情欲に従って行動していました。人間にとっての低次な部分と高次の部分は分離し、高次の部分だけが離れて上昇しようとしていました。そうして、思考することが出来るようになってきます。

レムリア期3

地球はさらに固体化が進みます。それまで音と光の働きによって、火、水、空気を使い身体を形成していたのが、固体化が進むことで「地」のエレメントが入ります。それによって地上の影響を受ける用になり、人種の違いのようなものが生まれ始めます。まだ人間の身体は完全に固体にはなり切ってはいません。

レムリア期4

人体が固体化すればするだけ、人間は霊的世界との繋がりを失い始めます。それがまた固体化を進めます。固体化した人間は自我感覚を持つようになります。それぞれの個体差が表れ、進化の状態にも幅がでるようになりました。

レムリア期5

地球が太陽の周りを公転することで生まれる温かい季節。太陽の作用が植物界の祖先のようなものが生みます。固体化が進み、凝縮した体は人間の魂を受け入れることができなくなって動物界の祖先が生まれます。人間の進化から排除されたものは鉱物として存在することになりました。

レムリア期6

進化した魂は地上で存在するために姿を変えていき、地上の人間となります。

なかには進化しすぎて別の星に転生したり、逆に進化できずに地球に転生できなくなった魂もいました。その結果、地球に存在する地球人は減りました。

レムリア期7

 月が地球から分離しました。それは、固体化する力や生殖やアストラルの形成力、エーテルの生命力などの一部も失うことを意味します。地球は熱を失いました。生殖の形が変わり、性が生まれ始めます。それまで養分を養ったり、生殖活動のために使われていた器官は思考することや言語にするための器官に生まれ変わります。月との分離により自立が促され、直立するようになります。その結果、手足が分かれます。

silhouette of mountain
Photo by eberhard grossgasteiger

レムリア期8

月が分離して、地球が冷えて固まった頃、性別が生まれます。全てひとつの肉体の中で行われていたことが、外の環境、自然の法則などに魂が従わなくてはいけなくなり、足りない力を別の人間によって満たしてもらわなくてはいけないことになります。性の誕生です。魂の男性的要素は「意志の力」を表し、女性的要素は「イマジネーション」を表します。

レムリア期9

こうして、魂は肉体をつくるために、自分の力を外に向けて使うようになります。それまでは内側に向けて使っていたのです。外へ向う力は思考する頭脳を形成することになります。性の分離は、人間の質の偏りとなります。ですが、男性の身体にある女性性、女性の身体にある男性性を、自分の魂の中で調和し、統合し、魂として両性具有になることを目指すのです。

レムリア期 10

この調和と統合が人間の進化に必要不可欠とされ、その進化のプロセスに進むとき、人としての本質を最大限に生かしていけるということでもあり、そこには人智学的なミステリーが残される部分でもあります。

レムリア期11

男性の意志の力と、女性のイマジネーション。この二つの統合をどこに向けていくのか?ということになります。それが人間の霊的進化という風に見ることができます。レムリア期は全体を通して「夢の中」のような方向性のない世界にあります。女性的要素が強い場合、自発性、自立、行動、意図や行動が必要となり、男性的要素が強い場合、柔軟性、調和、受容が必要となります。

レムリア期12

通常、人間は感覚で受け取る情報を脳で思考化します。今現在、チャネリングというものが流行っていますが、チャネリングは言語化する時点で脳を使っています。ですが、この時代、スピリットとの関わりに肉体の器官を必要としない人たちが存在していました。言語を使うことなしにただ存在だけが叡智の光となっていたのです。ある意味、それが今の人間の目指すところでもあります。そこに何も証明するものはなかったのです。この叡智を人間が望むようになります。性の分離と同時に知性を望むようになったのです。

レムリア期13

肉体として固体化し、性が分離した人間は、地球のものとなりました。「知らない」領域が生まれることで「知りたい」と思う欲が生まれました。エーテルとしてでしか存在していなかったレムリア期初期から、固体としての人間になっていったレムリア人は、その「硬さ」が不自由さとなり恐れを知ります。

レムリア期14

月と分離してから、人間はますます外の世界に感覚を向けていきます。ですが、固体としての個を固守するために、内に向けるエネルギーも保守します。それが「我欲」の誕生ということになります。

landscape photography of green mountains
Photo by Gareth Davies

レムリア期は全部で28期なので、一旦ここで止めて、続きは次回としたいと思いますが、多くの人が憧れる「レムリア」。人間はスパイラル状に進化しています。それは同じ状態に戻ることはないということ。夢の中のいる状態のレムリア人の意識から進化していく過程を次回も書きたいと思いますが、ここから学ぶべきことは何なのか、ということが最重要課題です。「美しい」「懐かしい」では終えられないのです。私は少なくとも、思い出していくべきレムリアの叡智を、二度と繰り返さない地球での実践的な学びとして使っていくことを決めています。

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投稿者: mayumicosmiclight

神奈川県生まれ神奈川県育ち。20代でオーストラリアに移住。 感覚処理障害から精神的な不安定さに悩まされて大人になる。 感覚が全て繋がった状態であるシナスタジア(共感覚)を持つ学習障害者。 シドニー大学博士課程前期終了。Art専攻。 シュタイナー教育を学び、シュタイナー学校で手仕事やアートを教える。 自閉症スペクトラムや感覚過敏の子どもたちと関わる中で様々なことを学び実践。 現在はCosmic Light Therapy® Cosmic Light Pty Ltdディレクター。 感覚過敏や学習障害、スペクトラムなどを持つ子どもや大人のCurative Education, エクストラレッスン®、鉱物療法、ホリスティックアートセラピー、サウンドセラピー、身体を使った発達のサポートなどを合わせたホリスティックセラピーを用いて生きづらさや感覚過敏の人たちが、12感覚をバランスよく使い360度の空間を使うことで生きやすさを得るための知識を伝える講座や、身体と感覚、占星術を合わせて用いた講座などを行っている。地球にも身体にも優しいエシカル商品の販売を日本で販売。また、それぞれの人が乗り越えてきた人生経験を活かして社会貢献ができる人材育成を目指しLRCスクールで起業サポート講師をしている。

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