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レムリアについての続きになります。
レムリア期15
所謂、叡智の存在であった人たちは私欲を求めず、無条件に外へ与えることが本質でした。それは外へ向かう愛です。生殖に関する活動は神聖な儀式とされ、それは自然なイニシエーションとなりました。性欲を満足させるための生殖活動は当初存在していませんでしたが、レムリア人の利己的な内に向かうエネルギーは感覚を通し、快楽へと変わっていった為に生殖活動に儀式的要素はなくなっていき、代わりに子孫を繫栄させることになっていくのです。
レムリア期16
太陽の分離、月の分離を経験した地球ではレムリア人たちの固体化が進み、性別が生まれ、生殖活動が肉体的になり、そして固体化によって生まれた「恐れ」が生まれました。レムリア人たちは自らの存在を不完全なものと認識するようになりました。知らないものを知りたいという欲、知らないことを恐れるという質も、「知」に繋がる衝動です。
地球が太陽や月と分離する過程で、ルシファーという存在が生まれていました。(時代的にはもっとずっと前の話です)ルシファーは頭脳的には進化しましたが、霊的にはそれほど進化しなかった存在です。ルシファーは太陽への反抗をします。太陽は霊的に目指す高みです。その反抗はアストラル体を通して人間へ影響を与え、物質主義へと陥れ、霊的進化から遠ざけようとする力です。
呼び名は、何でも良いですが、ルシファーは今でも存在していますね。集団意識を牛耳るシンボルでもあり、チャネリングをして金儲けすることやツインレイという概念もレムリア時代に起因するものだと思いますが、それを物質主義と結びつけるのはルシファーの影響であると、数年前に私は強く確信し、その言葉を使うことを一切やめたのです。自分自身がレムリアの神官であること、チャネリングができることなど、言葉や頭脳で訴えかける時点でルシファー的になります。なぜなら、また後で触れますが、本当の神官たちは、言葉で訴えることはないからです。存在が全てです。(本人たちは気付いていないというのがポイントなのですが)

レムリア期17
ルシファーはレムリア期が始まってからしばらく、レムリア人に触れることはできませんでしたが、熱による気がなくなり固体化が進み、知性が芽生えるとルシファーが入りやすくなったのです。
ルシファーは人間が外界に向けるエネルギーに惹かれ、より介入してきます。ルシファーは後にあらゆる宗教やスピリチュアル的見地から「悪魔的」だとみなされるようになります。ルシファーは魂の内側の形象を外側のイメージに変化させる力を持ちます。そのため、影響を受けた人間(レムリア人)は外側の感覚的な模像に自分の内側の像がなっていったのです。それが自意識です。そして外の世界を見て自分を合わせていくことを学びます。
分かりやすく言えば、外界から得る感覚を通して受け取る刺激に「快、不快」を感じるようになり、感覚を通して得る「像」に溺れてしまったのです。同時にそこには自由意志が生まれました。快・不快の感覚を通して選択するようになったからです。それまでは、外の環境と高次の存在によって選択の余地もない「ただそうである」状態でした。

レムリア期18
レムリア人は言葉を持ちませんでした。快楽、痛み、感情を声のトーンだけで表現することはできましたが、言語に発達はしませんでした。また、イメージ力だけではなく、意志の力も非常に強く、その意志の力がイメージを通し、環境に働きかけました。動物、植物、鉱物、そして人間もイメージの力を通して影響を受けていました。特に人間同士の間のコミュニケーションは「マインドリーディング」でした。動物や植物に対しても同様に、生命体の営みを読むことができたのです。鉱物の力も理解しました。レムリア人の建築物の多くは神殿で、庶民が住む家は自然の一部で洞窟の中などでした。レムリア人は建築物を建てるにあたって、石材の重さなどを計算することなく、ただマインドだけで何が何をどう支えて、どこにどう置くことで安全なのか、などを知ることができました。また、意志の力だけで、身体の動きなども自由にすることができました。肉体的に非常に自由自在に自らの身体を操ることができました。
レムリア人は、記憶を持っていませんでした。出来事や事象についてイメージを作ることはできても記憶に保存することはできませんでした。
レムリア期19
この頃のレムリア人は教育熱心でした。レムリア人の力であるイマジネーションと意志の力の育成を大事にしました。
男の子は肉体的に鍛え上げられ、意志の力を強められました。男の子は闘いを見せられ、不安や恐れを持たないように、強さや力を植え付けるというような厳しいものでした。
女の子はイマジネーションの力を鍛え上げられました。女の子は嵐の中に独り立ち、激しい嵐の中にある美を心静かに感じ取るようなことをさせられました。女の子のイマジネーションの力はその時に対応する情景が存在している時に保持することができるので、妄想することはできませんでした。妄想は記憶から来るわけですからね。
このように男の子は意志の力を鍛え上げられて物質を物理的な力となって、女の子はイマジネーションを鍛え上げられ知識となりました。このふたつのエネルギーが二つ揃って完全であるという男女の役割が完全に分かれた時代でした。

レムリア期20
レムリアの神殿は、儀式的なことだけではなく、教育や学問にも使われていました。レムリア期19の記述にあるような厳しい訓練を耐えたものだけが神殿に入ることを許されました。そこで様々な宇宙の秩序、自然の法則などを学びました。今でいうスピリチュアルサイエンスの学びでした。ただ、レムリア独特の意志とイマジネーションの強化はここでも能力の育成として大事にされました。そして自然の法則、自然の力は人間の意志の力に変えることができました。意志の力によって自然の力を反映させることが出来たとも言えます。
この神殿から指導者となる神官が育って行きました。ですが、彼らは決してその権力を悪用することはありませんでした。
レムリア期21
レムリアの女性たちは自然から受ける力の印象を心に深く刻み、それを魂が持続的に持つようになったため、記憶を持つことになります。その記憶はやがて道徳的な概念ともなりました。生活を通して人間的な力も育っていきました。その中で「善悪」が生まれます。イメージから受けた印象によってそれが生まれたわけですが、この感覚は美意識とも言えます。
魂の働きを全て外で起こる事象に見出します。そして植物、動物、鉱物、雲や風や木の音を聞いて「内なる声」という解釈をしました。
レムリア期22
自然や生活の中の魂的な要素が崇拝されるようになり、女官が生まれました。言語は歌のようなトーンでリズムは自然のリズムそのものが唇を振動させ音声となって響きました。おうして人間の神礼拝が始まりました。人々は女官の声の生命を吸い込むように、夢の中にいるように恍惚としていたのでした。
レムリア期23
レムリア人は呼吸や養分摂取を通して、音や色などの体験の働きを知りました。音響、光、火や熱が人間への高次からの伝達となりました。レムリア人は内なる火と、地球の外なる火の違いを知っていました。自分の体内を流れる熱=血液循環 を「私」と捉えました。そしてレムリア人は自分という意識を熱を通して感じたことで「自我」を知ります。やっとレムリア人たちは夢の意識から目覚め始めます。とはいえ、まだまだ自分という存在意識を持つには程遠い状態でした。
レムリア期24
ある意味、魂の働きを認識できなくなるプロセスが進みます。人間のアストラル体は欲望や衝動を持つため、抑制がきかなくなり、自我の領域にも到達します。普通に言えば、物質的欲望に引っ張られ、魂の働きが背後に隠れてしまったような状態です。それはルシファーの影響です。
レムリア期25
自分の内なる印象を肉体にも映し出すようになってきます。また、現代風に言えば、エピジェネティックスともいえる、自分の表現が子孫に伝わる「遺伝」が生じます。これは共同意識や共通の文化として子孫に受け継がれることを意味します。身体の特徴にそれが表れるのです。
レムリア期26
レムリア人の頭部が発達してきます。ですが、発達の段階は3つに大きく分けられます。
①頭部が成長を遂げ、熱を通して遺伝の存在をはっきりと感知し、肉体から離れても彼らと繋がっていたことを地球上でも記憶していたレムリア人。霊的世界との繋がりが強い。
②外の環境に依存し、遺伝の記憶を持ち続けられなかったレムリア人。霊的繋がりを感じることができる。
③地上での生活に没頭し、内的器官が不完全なレムリア人。霊的繋がりが殆ど感じられない。
進化を遂げられない者は、動物的段階に退化していきました。
レムリア期27
こうして生き残ったレムリア人たちが、アトランティス人への祖先となります。地球はまだ地理的に大きく変化し火山が噴火し続けました。そして嵐が吹き荒れました。ですが、生き残ったレムリア人たちの与えられた場所は穏やかでした。
男性は農業をはじめ、地球の資源を掘る技術を学びました。ですが、女性が記憶を持ったため、全ての規律は女性が持ちました。女性のつくる善悪の概念が強化されました。こうして女性が圧倒的な力を持ちました。
レムリア期28
先ほどの人類の進化の3つ目。この3つ目の人たちはルシファーの影響をもろに受けます。自分たちの内側の「火」を間違った自我に使い、地球を破壊へと追いやることになります。ごく少数のレムリア人たちが生き残り、移動を重ね、アトランティスを移住の地とします。順番は前後しますが、レムリアが栄えたのはアジアの南。オセアニア、スリランカやインドの南などが中心です。
いかがでしょう。壮大な「レムリア期」これでもシュタイナーが書いた内容をかなり端折っていますが、ここから何を学ぶでしょう?
レムリアをファンタジーとして楽しむのも良いですが、私はやはりレムリア人が滅亡した大きな理由、「ルシファーの影響」に今こそ、意識していかなくてはいけないと思うのです。多くの「スピ」は感覚を大事にするように言いますが、レムリア人が持っていた感覚と、今の地球人の感覚は違います。今の地球人の感覚はアストラル体が活性化していない状態の「衝動を抑えることができない」ルシファー的なもの。だからこそ、外側の「火」を使っていかなくてはいけません。外側の「火」とは、レムリア期以降も進化を続ける「知」の部分でもあり、太陽的なものです。太陽は、「人類に貢献する」ことを教えてくれます。全ての人に当てはまる言葉に変えるのであれば、「人生の目的」です。
今の地球人はまだ「自我形成」を学んでいます。それはアストラルを育てることでしか達成できません。本当に「神官」のような人が存在するのであれば、その人はあからさまにチャネリングをするような人でもなければ、言葉を授ける人ではありません。その人の存在が行動と共に周りに影響を与える叡智の人なのです。だからこそ、私は「アンチスピ」なのです。あまりにもルシファー的影響を受けたまま、物質主義の器で、妄想の声を聴いて発声しいる状態の人たちばかりを見かけます。そろそろ、目を覚ます人たちが増えないかなと期待してしまうのです。この記事の真意を感じることが出来る人が一人でも増えれば本望です。
レムリアンシードクリスタルに惹かれるわけ。それはレムリア人の純粋な言葉にならない叡智が込められているから。ですが、「知」を与えられた私たちは、その「知」を太陽と共に人生の目的に使っていく役目があります。それが人間の進化にとって必要なプロセスで、滅びたレムリアからのメッセージでもあります。

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