感覚器官としての「心臓」

sunset dusk twilight sky

心臓は何をするところ?

と尋ねたら、殆どの人が、「心臓は血液をポンプするところ」だと答えるでしょう?

でも、シュタイナーは心臓をポンプとは言わなかった。

心臓は「ハート」。

心臓と「ハート」はまるで別のもののような感じがするけれど、

本当に心臓のことを知ろうとすれば、心臓がハートであることはよく分かる。

心臓に血液が入って来る時のスピードと

心臓から血液が出ていくときのスピードは同じ。

けれども、血液のスピードは脳の毛細血管に向けて速度を落とす。

そうすることで、栄養を運ぶことができ、

静脈、そして大きな動脈に血液は動き、やがてまた心臓に戻って来る。

心臓に向けて血液のスピードはまた上がって来る。

そこで、シュタイナーは心臓が血液をポンプしているのではなく、

血液が心臓をポンプしていると言っているのが

何となく分かって来る。

弁でスピードをコントロールしているということなのかもしれない。

ということは

心臓は身体全体の、細胞の活動の「リズムを聴いている」存在。

私は心房が4つなのも偶然ではないと思う。

何せ人間のボディは、

肉体、エーテル体、アストラル体、自我なのだから。

アストラル体が願望を通して未来と繋がり

エーテル体が記憶と通して過去と繋がり

決断を自我が上からもたらし、

知覚を肉体が下からもたらす。

まるでそれはハートを通して

未来、過去、スピリット、ガイアがひとつになるような

そんな感じさえしてくる。

4つのボディ。4つの方角。4つの月のサイクル。

7つのチャクラ。7つの惑星。7つの曜日。

4x7=28 月のサイクルは28日ちょっと。

人間も280日の妊娠期間を越えて生まれる。

この宇宙と人間のリズムのミラクル。

医療占星術で、心臓は「太陽」。

物質的宇宙において、太陽は太陽系の惑星の中心にあって、

生命を与えるもののような印象を与えている。

確かに、この地球は太陽の恩恵なしには存在できない。

でも、実は太陽は、太陽の周りを公転する惑星たちの動きを感じ、

エネルギーを調整しているのかもしれない。

ソーラーフレアも太陽が勝手に起こしているわけではなく、

惑星たちを感じ調整しているといことなのでは??

太陽も心臓も、ただ生命をポンプしているのではなく、

「感覚器官」なのだということ。

心臓も太陽も、オーケストラの指揮者のようなもので、

星や楽器の演奏者がいなければ意味をなさない。

そしてもうひとつ占星術の例を用いれば、

太陽はリーダーの象徴であるけど、

リーダー的存在は、「独裁」するのではなく、

感覚器官であるべきだ。

耳を傾けよく聴いて、全体の流れとニーズを読んで、

それでもスピードのコントロールをする中枢的な存在であること。

細胞たち、星たち、自分の周りで働いてくれたり、学んでくれている人たちの存在なしでは機能しないことを思い出さなくてはならない。

https://resast.jp/stores/article/20361/60333

投稿者: mayumicosmiclight

神奈川県生まれ神奈川県育ち。20代でオーストラリアに移住。 感覚処理障害から精神的な不安定さに悩まされて大人になる。 感覚が全て繋がった状態であるシナスタジア(共感覚)を持つ学習障害者。 シドニー大学博士課程前期終了。Art専攻。 シュタイナー教育を学び、シュタイナー学校で手仕事やアートを教える。 自閉症スペクトラムや感覚過敏の子どもたちと関わる中で様々なことを学び実践。 現在はCosmic Light Therapy® Cosmic Light Pty Ltdディレクター。 感覚過敏や学習障害、スペクトラムなどを持つ子どもや大人のCurative Education, エクストラレッスン®、鉱物療法、ホリスティックアートセラピー、サウンドセラピー、身体を使った発達のサポートなどを合わせたホリスティックセラピーを用いて生きづらさや感覚過敏の人たちが、12感覚をバランスよく使い360度の空間を使うことで生きやすさを得るための知識を伝える講座や、身体と感覚、占星術を合わせて用いた講座などを行っている。地球にも身体にも優しいエシカル商品の販売を日本で販売。また、それぞれの人が乗り越えてきた人生経験を活かして社会貢献ができる人材育成を目指しLRCスクールで起業サポート講師をしている。

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