日本では夏休みも終わり、新学期を迎え始めた子どもたちも多いですね。
学校が始まると思うと、悲しくなる子。憂鬱になる子。イライラする子。頭が痛くなる子。起きれなくなる子。色々いますが、子どもが学校に行きたくない時に最初に言うのは
「お腹が痛い」だったりします。
本当にお腹が痛いこともあるし、この我慢ならない不快感を表現するのに「腹痛」がお母さんにいちばん分かってもらいやすい。というのもあります。
私も小学校一年生で不登校になった時、一時的に祖母が私の世話をしてくれていたのですが、学校に行くのが本当に嫌で、「お腹が痛い」と言っていたのを覚えています。

季節的に北半球は秋に向かっている夏休みの終わり。サイデリアル計算では、太陽が乙女座に9月17日にトランジットします。(2023年の話)それに向けて乙女座の影響が強くなっていきます。
ここで占いをしたいわけではなくて、「乙女座」についてホリスティックに考えてみたいのです。
乙女座のシンボルは「麦の束を持つ乙女」です。なぜでしょう?乙女座に太陽がいる頃、麦の収穫時期を迎えます。そして天秤座に太陽がいる頃、麦を計りにかけ(天秤にかけ)市場で売る。というような季節的な物語でもあります。

また、牡羊座を頭として、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、と肉体を降りてくると、乙女座は「腸」という位置にもあります。
「腸と小麦」が象徴です。そうなのです。乙女座にとってのテーマは
「どう消化するか」ということになるわけですね。
秋というのは、風の季節でもあり、天気の変わりやすさが特徴です。小麦の穂が風に揺れる絵を思い浮かべると、思い切り風を感じる植物です。秋の身体は不安定で肌も乾燥しやすくなっています。小麦はそのような風の特徴を表面化します。なので、この季節に小麦を食べることはあまり好ましくないのです。あくまでも「収穫の時期」を表すということ。小麦はあくまでも、「備蓄食」なので、「収穫したものをすぐに食べちゃいけないよ。」ということでもあるのです。
「目にしたものがすぐに欲しくなる」なんてことが人間にはよくあるわけですが、そこを「じっくり消化する」「じっくり待つ」ということが乙女座のテーマ。天秤座はとても豊かな「市場」を意味する星座です。これはお金の学びでもあり、「稼いだものをすぐに使っちゃわないよ。」「ほしいものをすぐに買わないよ」ということにもなります。

その風はどこから来るのか?と言えば、気圧との関係が深いのは分かると思います。気圧の差異が風の発生や方向を決定する主要な要因です。圧が強くなったり、低くなったりすることで、「願望の強弱」「感じ方の強弱」は変わりますよね?
周りの雰囲気や、流行りという「圧」に弱かったり、義務という「圧」に弱く、風が強くなってしまう傾向がある乙女座。その風を安定させるには、圧に抵抗する力を育てる必要があります。現代社会を生きていれば、所謂「プレッシャー」だけではなく、光、音、ニオイ、周りの人の機嫌など様々な情報を無意識に取り入れて感じています。それも圧です。
感覚的な印象をどう消化するか?というのは、腸で食べ物をどう消化するのか?ということに直に繋がっています。感覚の消化力が良くない人は、腸の消化力も弱いのです。よく、消化は「目から始まる」というように、乙女座は視覚的なイメージ力も強いので、目に入れるものをよく選び、美しい色のイメージ力を高めていく必要があります。
そこで、子どもの腹痛ということをもう一度考えてみると、子どもは何を訴えているのでしょうか?
「風の強さについていけない」=「この変化を消化できない」のです。
感覚の処理と食べ物の消化は同じだと先ほども書きましたが、感覚の処理ができるようになるためには、消化力も上げないといけないわけです。
乙女座はどうしても腸が過敏であることが多いので、小麦を控える必要があるということも言えます。でも、待って。本当は小麦がワルモノというわけではないのです。
おばあちゃん世代が小麦粉を「メリケン粉」と呼んでいたように、小麦は品種改良を繰り返され、今の小麦粉になりました。品種改良を繰り返された小麦粉はグルテンの含有量が劇的に増え、アレルギーや中毒性が高まりました。また現代の小麦は血糖値を急上昇させます。血糖値がどれくらい急上昇するかといえば、精製された白砂糖を上回る勢いなのです。血糖値が急上昇するとインシュリンが過剰に分泌されます。やがて、それはインシュリン抵抗性になっていきます。それが認知症の大きな原因の一つと言われています。パンやパスタを食べると眠くなる人は、頭がボーっとするの分かりますよね。
乙女座の「理論的に考える」ことは「周りの圧を上手に消化する」ということなのです。子どもの腹痛はその学びを教えてくれるもの。
「目についたものに飛びつかない」ためには、無理にコントロールすることではなく、消化力を高めてあげるように、腸の力を上げていくこと。お腹が空いている時に、パンを食べたり、シリアルを口にしたり、炭水化物で満たすのは手っ取り早くて便利ですが現代小麦は腸壁にくっ付いてしまうことがとても多いから、アレルギーやリーキーガット/腸カンジダになりやすく、特に発達障害の子ども/大人は現代小麦の摂取に要注意です。

今までにしてきたコンサルテーションやセラピーで、過敏性大腸炎の人や、基本的に腸が弱い人、食べ物のアレルギーや過敏症を持つ人たちとたくさん出会ってきましたが、乙女座のテーマを持っている人が非常に多いです。
そしてそういう人は「多趣味」「色々なことに手を出している」「広く浅い」「お金がいつもない」ことがとても多いです。「優柔不断なのにこだわりが強い」というのもよくある(乙女座に限らず6室に特性がある人も似ています。)
乙女座の学びを克服している人は、本当に見事なオーガナイズの力を持っていて、決めたことを最後までやり抜く力もあり、周りのプレッシャーより自分の信念を貫いているなと感じます。
発達障害の子はとにかくグルテン不耐性やアレルギーが多いのですが、それは感覚処理と消化の弱さがあるからです。
アントロポゾフィーでは、「アストラルの不調和」とアレルギーの関係性が挙げられます。
お腹が痛い・・・学校に行きたくない・・・そんな子に親としてできることは、
・規則正しいリズムのある暮らし。
・現代小麦を控え目にした食事。
・スープなど消化の良いものを。
・サラダなどの生野菜はX
・水彩などアートを大事に
・一度、目の機能がどうかチェックしてもらうのも乙女座には大事
(目に飛び込んでくる印象が不安定である可能性もあり、それが不安に繋がっていることも)
秋のこの時期は、風が乱れやすく、乙女座も揺れます。自然界の規則に忠実に生きると、楽に生きることができます。そこには「流れ」があるので、その流れに乗ればいいだけなのです。
小麦のように風に揺れながらも、芯があってそこに在る存在になるってことなのですね。
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