呼吸と宇宙の神秘と

white and black moon with black skies and body of water photography during night time

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人間の起きている時と寝ている時のリズムは、息を吸うことと吐くことと同じです。

睡眠と覚醒。肉体とアストラル体の間に起こる呼吸です。24時間の間、エーテル体の生命エネルギーはアップダウンを繰り返し、息を吐いて吸ってを繰り返します。エーテル体の拡張と収縮が「私たちの内で起こる呼吸」。これはまるで循環で、ひとつの始まりからその点に一周して戻ってくるような感じでもあります。

Photo by Kristin Vogt

人間の呼吸数は人によって違います。静かにしている時と、運動をした後でももちろん違いが出てきます。ですが、1分間の呼吸数は平均的には、17~19回です。

1分間の呼吸で計算すると、

1日の呼吸数= 17回×60(分)×24(時間)=24,480回

 18回×60(分)×24(時間)=25,920回

 19回×60(分)×24(時間)=27,360回

中間を取るとすると25920回ほどになります。

地球は太陽の周りを自転軸が約23.4度傾いた状態で回っていますが、コマと同じ現象が地球にも起こっています。地球の「歳差運動」です。自転軸の向きが毎年50″づつ移動しています。歳差によって地球自転軸が1周するのに25,920年(360°×60×60÷50″)かかる計算になります。人間の1日の呼吸と地球自転軸の宇宙空間に対する1回転の周期に共通の「25290」という整数があるのが分かりますよね。

さらに言うならば、私たちの太陽系は銀河系の一員なわけですが、銀河系は直径約10万光年と言われ、その中に恒星を2000億個も含んでいます。そして太陽系はその中心から約3万光年のところを2億7500万年かけて一回りしています。

そして忘れてはいけないのは、この銀河系の渦はフィボナッチ数列であって、気管支の枝分かれもフィボナッチです。人間の遺伝子を形作るDNA分子の螺旋構造の長さと幅の比率もフィボナッチ。特定の数列が宇宙と人間を繋げる媒体になっているということですね。

この2億7500万という数字も、25920という数字と整数関係に近く、この周期の約10000倍が銀河回転周期に近いというのも、天の川銀河としっかり繋がっているのだということを確信させるものですね。人間の無意識の中に星が誕生した時のリズムがしっかり刻まれているのだと思います。

太陽は1分間に18回熱放射をし、海は同様に1分間に18回の潮の満ち引きを繰り返します。私達人間も、この太陽と海に同調するように1分間に18回の呼吸をするのです。すごい。

 

ルドルフ・シュタイナーが1923年に行ったレクチャー”The Cycle of the Year as a Breathing of the Earth”から私自身が英語から訳したものをいくつかアイディアとして取り込みつつ、以前に私が別のところで書いた古いブログと組み合わせていきます。

吐く息と吸う息の間にある「一時停止」のような瞬間。この瞬間はとても大事です。これがないと私たち人間は過呼吸になります。一時停止も含めたリズムは地球のリズムと同じです。

 この一時停止とも言える静かな瞬間は、冬至の時の3日間になります。12月22日,23日, 24日の3日間は太陽の角度は全く変わりません。そして、12月25日になると、1度動きます。北半球は12月25日から春に向かうとも言えます。いちばん深い冬の底から春に向かいます。

12月25日は“The Birth of the Sun ”「太陽の誕生」→”The Birth of the Son” 「息子の誕生」という天体のイベントがクリスマスの意味という風に解釈することもできます。

イースター(復活祭)の話とも重なり、「死んでから3日後、イエスキリストが復活」となるわけですが、それは、冬至からの3日間、太陽の動きがないように見える「死んだ」状態から太陽が動き出す日ということ。そのメタファーがキリスト教においてのイベントにとされたのではないかと考えることができます。

英語では、冬至をWinter Solsticeと言いますが、Solは太陽。SticeはStill=止まるの意味です。冬至や夏至は72年に1度ずつ太陽の位置が変わります。 天空を360度として見た時、72×360=25920年で、これも別の表現でする「地球の歳差運動」の話です。

季節という地球の呼吸と人間の呼吸が実は合っているということがここでも分かると思います。

夏至はある意味地球が息を吐き切って「一時停止」する呼吸と呼吸の合間。冬至は息を吸って「一時停止」をしてここからゆっくり力を抜いて吐いていく時期。という感じです。冬至は地球の恵を魂レベルで深いところまで吸い込んで取り入れる時。

人間は地球と大宇宙の中間にある存在です。地球と大宇宙と身体を通して体現する存在が魂です。夏はそれを外に表現し、冬はそれを内に表現します。

人間は夏至と冬至の3日間、「止まる」ということを、静かな時を感じるということがとても大事なのです。

このサイクルは、人間の「生命感覚」(蠍座域)と深い関わりがあります。自分の内で起こっていることを感じる力、内受容感覚にも繋がっています。この地球のリズム(呼吸)と合っている時、私たちは身体の変化や、内臓の感覚に自然と意識がいきます。簡単に言えば、女性なら、月のリズムを知ることで、身体の中で起こっていることをよりそのまま感じることができるのと似ています。

地球のリズムや呼吸を聴く時、「衝動」から自分の身を自然に守ることができます。蠍座の生命感覚が弱っていれば(=内受容感覚が弱いと)、私たちは衝動的になります。感情的になります。ヴェーディック占星術の見地からは月は蠍座で減衰しますが、なぜ月が蠍座で減衰するかといえば、マインドである月が蠍座に入ると、リズムや理性を失い、妄想的になるからです。衝動から勝手な解釈をしてしまう「Lunatic」な状態です。Lunaは月ですが、Lunaticというのは躁鬱状態のような状態を表す言葉です。

Photo by David Besh

呼吸は「生命」です。私たちは一か月食べなくても生きることができます。一週間水を飲まなくても生存可能です。3日間眠らなくても生きられます。ですが、3分間呼吸ができなければ、生きることができません。

一呼吸、一生。

私たちがお母さんのお腹から生まれて最初の呼吸は「吐く」こと。そして私たちがこの地球を去るとき、手放すのと同じで、「吐く」息で生命を終えます。息を吐くと言うのは、手放して空間を創ると言うことだからです。

この呼吸は、銀河と太陽と地球と月に繋がった神秘でもあり、無条件に与えられた最高の愛の形です。この呼吸は紛れもなく「与えられている」のだということが分かりますか。

生命を与えられた私たちは、この生命を、この地球にいる間、どう使うのでしょう?

その理由こそ、生きる目的こそが「スピリチュアリティ」です。

生きづらさの特徴がどんなところにどんな風に出るのか、またそれをどう統合することができるのかというホリスティックな目線に興味がある方は個人セッションで出生図を見ながら、また、お話の内容から色々な提案をさせていただきます。

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投稿者: mayumicosmiclight

神奈川県生まれ神奈川県育ち。20代でオーストラリアに移住。 感覚の過敏さから精神的な不安定さに悩まされて大人になる。 40代で発達障害であると分かる。 シドニー大学博士課程前期終了。人文学専攻。(中世の錬金術、シンボリズムなど) 自分自身の生きづらさの真実を知るために様々なヒーリングモダリティ、ホリスティック療法などを学び続ける。 シュタイナー教員養成コース終了後、オーストラリアのシュタイナー学校勤務。 手仕事の授業を担当するものの、手仕事を通して生きづらさそうな子ども、学習に時間がかかる子どものことばかりが気になり シュタイナー治療教育にあたるエクストラレッスン®を学ぶ。 現在はクリスタルエッセンス製造元であるCosmic Light Therapy® Cosmic Light Pty Ltdディレクター。 シュタイナー学校でのエクストラレッスン®プラクティショナーとCosmic Light社のディレクターという二足の草鞋を履きながら、鉱物療法、ホリスティックアートセラピー、サウンドセラピー、など生きづらさや感覚過敏の人たちが、生きやすくなるような個別セッションやセラピスト養成講座を主催。また、Cosmic Light®【Planetary Alchemy®】でアントロポゾフィーに基づく鉱物療法のプラクティショナーをもっと育てたい情熱をもとに全ての家庭の救急箱にクリスタルエッセンスを、と願う日々。さらに地球にも身体にも優しいエシカル商品&クリスタルを日本のショップオーナーを通して販売中。 プライベートでは、国際結婚&国際離婚。子ども二人をシュタイナー学校に入れて働いてきたシングルマザーでもあります。人生の引き出しは色々あります。

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