人間の転生と病気とワクチン

aerial view of mountain

今日もルドルフ・シュタイナー 1917-24年にかけてのレクチャーと私自身のアイディアを混ぜて書きます。

1924年のレクチャー。“Meditative Reflections on Deepening Medicine through Spiritual Science“ 参照

人間は宇宙の縮図です。宇宙そのものが複製されたのが人間。だから、人間は宇宙に憧れ、地球にやって来ても、そう在りたいと願います。「モデル」となるものは既に与えられています。そのモデルに沿って、物質的な要素=肉体の要素が与えられ、地球に生まれた最初の7年間与えられた殻を脱ぐように肉体を変容させていきます。遺伝的に受け取ったものを新たに変容させていく時期という意味です。そしてさらに次の7年間で遺伝したものを遵守しながら変容していきます。

よって最初の7年間は、前世からの転生と遺伝的に受け取った「モデル」との間で苦しみのようなものも味わいます。この二つの要素が闘います。

肉体そのものが魂とスピリットががっちりとくっ付いたような構造の中で子どもが闘っているのです。2本目の永久歯が生える頃、前世からの転生の特徴が遺伝子的な肉体を突き破って出てきます。まだまだ前世の特徴を糸のように繋ぎながら、まだまだ慣れない「この身体」に転生していくプロセスを歩みます。このふたつの身体の関わりは、「ぎこちなさ」として表れているのを小さな子どもに見ることができます。

このふたつの身体のぶつかり合いは時にはダメージとなることもあります。

それが子どもが乗り越えるべき「病気」と言う風に考えることができます。

内なる自分、つまり前世から持ってきた自己というものが弱まってくるということが、遺伝的に受け取った身体への転生ということにもなるわけですが、前世から持ってきた自己はどんどん縮まっていきます。そしてそこに自分の今世での学びというものに従って、遺伝した身体に抵抗する時、風疹のような病気にもなるのです。

子ども時代のこのような病は、前世から今世受け取った肉体への転生を意味するのです。

Photo by Evie Shaffer

そしてこの変容は最初の7年間は内側で固守されるのです。そして食べるものが、自我やアストラル体に影響します。言ってみれば、遺伝した身体をも越えるために、スピリットと魂の間で食べものが大きな役目を果たすのです。

食べ物は純粋に肉体を育てるということだけではなく、転生を助ける大事な役目を果たしています。

肉体とエーテル体は遺伝から受け取る要素が強い一方で、アストラル体と自我はスピリチュアルの世界からやってくると考えられます。この二つの要素が統合されていく過程は大変なものです。その統合の苦しみが病気であるということを説明しました。

特にエーテル体がアストラル体や自我に入ろうとする時、病気が顕著になります。

そして最初の7年間で得る「外の世界の印象」は身体のつくりに強く影響します。特に五臓です。この身体は最初の7年間、この世界をどう見ていたかということの反映でもあります。自力でたくさんの病気を乗り越えてきた身体は、親のカルマから解放され自由になることが後に容易にできます。薬で症状を抑えられた子どもは、自分の人生と親や先祖から受け取った遺伝から離れることが容易ではなくなります。そしてただ無意識的に「遺伝で受け取った性質」に苦しみながら生きるようなことになる例がたくさんあります。

薬で症状を抑えると言う話から、では、ワクチンはどうなのか。と考えることができます。

シュタイナーは、もし、子どもが最初の7年間、自力で病気を乗り越え、健康な食べ物を与えられ、リズムを持って人智学的な環境を与えられていたならば、大人になって受けるワクチンから受ける影響はさほど心配いらないと言っています。

人生の変容をただ子どもの時「飲み込むように」「たたみこむ」ように薬で対処されたとするならば、大人になって受けるワクチンにはかなりの注意が必要です。

病気を乗り越える自然なプロセスがないと、すっかり物質主義的で遺伝したものだけを無意識に妄信するような状態になっているわけなので、精神世界への繋がりが切られてしまいます。

ワクチンの及ぼす物質的主義的影響を受けないようにするためには、自然のリズムの中で生きることを教育していかなければいけません。

“Cosmic Workings in Earth and Man ”参照

人間の身体は鉛、銅、リンを微量に生成しています。これらの物質は肉体が必要な分だけ作られているのです。鉛を外から取り入れてしまった場合、どうなるのでしょうか。

鉛が身体に一体どんな作用を及ぼしているのか知らなければいけません。

人間の身体に鉛が不足していると、骨軟化症になります。ちょうど良い量の鉛が身体には必要なのです。ですが、鉛を身体から検出することはほぼ不可能です。身体からすぐに排出されるように出来ているからです。特に運動して汗をかいて排出します。子どもの時に汗をかくようなことがないと、大人になってから鉛を必要以上に溜め、骨が軟化しやすくなります。そして赤ちゃんが母乳を飲むという行為は、鉛を身体から汗で出す機能を養っているのです。

このような鉱物的な毒とも言えるものは、肉体を離れてエーテル体に排出されます。それを排出するためには、7歳までにお母さんとの間で養う「熱感覚」と健全なリズム、食生活です。その基盤があれば、大人になってからは「白湯」でエーテル体から鉱物的な毒素を排出することが可能なのです。

植物の毒はエーテル体を越えてアストラル体に達します。動物の毒はアストラル体を越えて「わたし」という自我に到達します。その場合、血液を通してでしか除去することはできないのです。(恐らく、肉をたくさん食す、ということは、動物の毒を取り入れると言う意味で、癌という形に関係があると思われます)狂犬病のようなものも、動物の毒ですが、狂犬病は血液に対処するしか方法はありません。蛇の毒もそうですね。

とはいえ、人間も、自分たちの体内で動物の毒を常に分泌しています。その動物の毒がなければ、人間は知性を保持できないとも言えます。そしてこの動物的な毒素があるから、多少の動物的な毒に耐えられるのです。

Photo by Egor Kamelev

シュタイナーはインフルエンザのような病についても言及しています。頭と胸部の間のリズムは地球の大気の状態や天体に簡単に影響されます。ですが、生まれた時から強い呼吸器を持っていれば、そのような状態に影響されることはあまりありません。(私からみると、これはアセンダントと関係があります)

例えば、太陽の力があまり強くない時は、太陽よりも外側の火星、木星、土星のような惑星の影響を強く受けます。「光」の影響ではなく、また違った影響の仕方を、星座を通してするわけです。

健康的な状況で生まれてきた人は(アセンダントの支配星が強い=ラグナロードが強い)呼吸のリズムを簡単に正常化することができます。

ここでの強さ、弱さというのが、インフルエンザのかかりやすさや、コロナのような肺にくる病気に対する耐性と関係があるのではないかと思います。実際にコロナにかかった方の出生図をいくつか見させて頂きましたが、ラグナロードが弱かったり、肺と関わりが強い双子座に凶星があったりなどいくつかの共通点がありました。

また、この呼吸器の弱さというのは、睡眠と覚醒の状態でもありますので、人間としてリズムという意味でも大きく見る必要があります。

また1917年10月7日にシュタイナーが行ったレクチャーのこの文が響きます。

「人々は病理に関することにだけ興味を持ち、病気というものを魂や霊的レベルで見ることが出来なくなる時がくるだろう。本当に健康的な人というのはスピリットと魂を合わせた「體」について考える。薬が身体の症状を抑えることはできるし、ワクチンはいずれ、子どもが生まれてすぐに打たれるような世のなかになるのだろう。そうなると、人間はますます、魂やスピリットについて何のアイディアも持たなくなる。これから身体を『健康』にするために、人間はワクチンを打つようになるのだろう。それこそが究極の物質主義である。そのような考え方は私たち人間が惑星や太陽が宇宙の星雲から来る化学反応であることを完全に無視し、人類を魂という存在から追い出すようなものである」

いかがでしょう。

ワクチンが悪いわけではないのです。悪いのは、物質主義なのです。

そしてただそこにあるものを無意識に受け取るその無知さが悪なのです。

どんな情報をも鵜呑みにしたまま、自分の魂も含めた身体を,与えられた生命の媒体として扱うことを忘れてしまった人間はスピリチュアル的に退化してしまったとも言えます。

自分で考える力を失い、陰謀論のようなものや、ニュースや様々なものをただ信じて恐れるのであれば、もしくは闘うのであれば、(闘いは恐れから起きるので同じですが)

それこそが人間の退化そのものです。

ワクチンに反対、賛成を謳う以前に、外からの情報に一喜一憂する前に、

自分自身の生き方をこの宇宙のリズムと合わせていくことや、健全な食生活(これも地球のリズムに合わせること)、呼吸、魂としての成長などに意識を持って行くことができているでしょうか。

今の自身の態度が、人としての霊性を問われています。ワクチン打つ打たないが霊性を問うているわけではありません。

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投稿者: mayumicosmiclight

神奈川県生まれ神奈川県育ち。20代でオーストラリアに移住。 感覚の過敏さから精神的な不安定さに悩まされて大人になる。 40代で発達障害であると分かる。 シドニー大学博士課程前期終了。人文学専攻。(中世の錬金術、シンボリズムなど) 自分自身の生きづらさの真実を知るために様々なヒーリングモダリティ、ホリスティック療法などを学び続ける。 シュタイナー教員養成コース終了後、オーストラリアのシュタイナー学校勤務。 手仕事の授業を担当するものの、手仕事を通して生きづらさそうな子ども、学習に時間がかかる子どものことばかりが気になり シュタイナー治療教育にあたるエクストラレッスン®を学ぶ。 現在はクリスタルエッセンス製造元であるCosmic Light Therapy® Cosmic Light Pty Ltdディレクター。 シュタイナー学校でのエクストラレッスン®プラクティショナーとCosmic Light社のディレクターという二足の草鞋を履きながら、鉱物療法、ホリスティックアートセラピー、サウンドセラピー、など生きづらさや感覚過敏の人たちが、生きやすくなるような個別セッションやセラピスト養成講座を主催。また、Cosmic Light®【Planetary Alchemy®】でアントロポゾフィーに基づく鉱物療法のプラクティショナーをもっと育てたい情熱をもとに全ての家庭の救急箱にクリスタルエッセンスを、と願う日々。さらに地球にも身体にも優しいエシカル商品&クリスタルを日本のショップオーナーを通して販売中。 プライベートでは、国際結婚&国際離婚。子ども二人をシュタイナー学校に入れて働いてきたシングルマザーでもあります。人生の引き出しは色々あります。

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