発達障害が教えてくれる食の危機。菜食主義の代償

pink flower cake

今日の記事は子どもの脳の発達に必要な事実を正直に書くだけであり、

特定の生き方をする人たちへの非難や中傷ではありません。

また、医療アドバイスではありませんので、ご自身の責任で判断してください。

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かつてヴィーガンだった私は、毎朝とても疲れていて、身体が冷えていて、感情的にイライラしやすい「体質」でした。何を食べても何だか満足しない感覚が時にあり、炭水化物でお腹を満たしていることがよくありました。

ヴィーガンは生き方の選択であり、ただの「ダイエット」や「食生活」の選択ではありません。そして倫理的、宗教的な理由でヴィーガンという生き方を選択する人たちがいることを過去の自分も含めてよく理解しているつもりです。

けれども、事実として、ヴィーガン食は脳を委縮させることが分かっています。そしてヴィーガンの食生活はスペクトラムを持つ人たちにとってますます生きづらさを募らせるのだということを、自らの経験を通してはっきりとお伝えすることができます。

ほうれん草を食べ、ケールを食べ、所謂スーパーフードと言われるものを取り入れて、サプリメントを飲んでも、事実として動物性のものを食するほどのミネラル、ビタミンの吸収は植物では出来ないのを知っていましたか。

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それは生物学的利用能(バイオアベイラビリティ)と呼ばれ、どれだけ人体に循環し、吸収されるのか、ということを基点として言えることです。

食べたものは直接、消化器官にいきますね。身体にとって有益な栄養は、血液、細胞に吸収され、それを後のために保存しておくのか、今、使うのかの選別も肉体にあります。

ベジタリアンやヴィーガンの人にとって残念な話ですが、栄養について語る時、動物性のものと植物性のものでは大きな違いがあることは間違いありません。

動物性のものに比べて、植物性の栄養は、反栄養素というものが多く含まれます。反栄養素はビタミンやミネラルと結びついて、吸収を難しくします。例えばレクチン、シュウ酸塩、フィチン酸塩、タンニンなどが例に挙げられます。

例えば、日本人が健康であると信じる食事の典型で、玄米、ほうれん草のおひたし、焼き魚。みたいな食事を考えてみましょう。玄米にはフィチン酸が多く踏まれます。フィチン酸は鉄分、マグネシウム、亜鉛などの吸収を妨げてしまうので、ほうれん草の鉄分も焼き魚の亜鉛などの吸収が妨げられてしまうというわけなのです。たった小さな一例です。

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そしてここで、動物性のたんぱく質の役割はとても重要になります。確かに植物にもたんぱく質は含まれていますが、不完全なのです。動物性のたんぱく質は全ての必須アミノ酸が含まれています。

たんぱく質はアミノ酸の合成で出来ています。植物を食べる時、肉体は食べ物をアミノ酸に消化していかなくてはいけないのです。そして「正しい」アミノ酸が他の食べ物から与えられるか、既にそこにあるアミノ酸を使ってたんぱく質を作らなくてはいけません。

一方、動物性のたんぱく質は既にそこに「全てが揃っている」状態なのです。

肉には植物のような反栄養素がありません。もしくは合成しなければ取り入れられないというようなものがないのです。

動物性の肉にはビタミンA, B12、カルニチン、カルノシン、クレアチン、D3、DHA、EPA、ヘム鉄、タウリンなどの栄養素が既に含まれています。これらは植物性のものからは摂り切れないものです。

そして人間の脳の機能に欠かせないものなのです。

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ビタミンAは脂肪で分解され、ホルモンの働き、視覚、肉体の発達に必要な栄養素です。サプリメントでのバイオアベイラビリティは非常に低いことが分かっています。

B12は、水分で分解され、食べ物をエネルギーに変える力を助けます。神経系の正常な働きに関係し、B 12 が不足すると、認知機能の低下に繋がり、感情的にも不安定になります。

カルニチンは、人間の細胞の中の多くに見つかるアミノ酸で、エネルギーをつくること、認知機能に関係します。もし、カルニチンが足りないと、筋力がなく慢性疲労となります。

カルノシンは体中のありとあらゆる分子に見られますが、特に脳、胃腸組織、脊椎にあります。カルノシンが不足していると、神経系の障害、発達の遅れ、筋肉が発達しないなどの問題が見られます。

クレアチンも同様に筋肉と脳にある大事なアミノ酸なので、不足すれば身体の動きそのものの障害や発達の遅れに繋がります。

D3は脂肪で融解し、肉体がカルシムやリン酸を吸収するのを助けます。D3は炎症を抑え、免疫力を高めます。それだけではなく、気分の安定化を助けてくれるので、もし、D3が不足しているのであれば、気分障害、発達神経症、そして自己免疫疾患などに繋がります。

DHAは日本でも普通に知られるように、オメガ3脂肪酸で、脳、皮膚、網膜にあります。DHAがあれば脳、目、神経組織は健康的に機能することができます。不足すると身体の慢性的な痛みや発達神経症のような症状になります。

EPAもDHAと同じように、脳、網膜、神経組織や皮膚で見られるオメガ3脂肪酸ですが、これが不足すると、血栓や炎症、そして高血圧などに繋がることがあります。EPAが足りないと、とても疲れやすくなると言われます。

ヘム鉄はもちろん、血液や筋肉で見られますが、血液がきちんと脳に送られなければ、脳は正常に機能することができません。

タウリンは、脳、目、心臓と筋肉に見られるアミノ酸で循環機能になくてはならないものであるだけでなく、脳の発達にも必要なものです。

これら全てが含まれ、これら全てを何の障害もなく吸収することが可能な食品は赤身の肉です。

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大昔のホモサピエンスは肉食でした。その時から今の人間であるホモサピエンスのDNAは変わっていません。心臓が二つになったということもなく、人間が卵を産むようになったというようなこともなく、脳は身体の外に出た。みたいなこともありません。生物としての機能は何一つ変わっていません。

変わったのは「文化」です。「文化」は人間にとっての考え方や感じ方などをエーテル空間を通して伝えてくれる大事なものでもあり、それは言語でもあり、音楽でもあり、そして食文化を通した「菌」の交流でもあります。

ですが、今の人間は文化を重要視するあまりに、自然界の営みの中にある人間としての生き方を無視していると言わざるを得ません。人間は「ひとり」では生きることができません。元ヴィーガンの私から言えることは、動物は私達を生かしてくれているということ。私たち人間が吸収し、正常に機能できない部分を動物は自らの生命で支えてくれているということ。私はそれを知った時に、動物を食することの罪悪感よりも、生かされていることの感謝を感じました。

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シュタイナーは動物を食することは、動物のアストラル体を取り入れることだと言っていました。そういうと、殺生の記憶と結びつきますが、動物が生きている時のアストラル体を見ていれば、殺生だけが全ての記憶ではありません。動物の性質を私たちは自分たちの中に取り入れるということは、ゆっくり咀嚼する、ジャッジのない空間を持つなどということにも結び付いてきます。

そしてもう少し栄養について触れると、肉食は動脈硬化、癌、心臓病などに関係すると言われていますが、それは「食べ方」の話と結びつくはずです。

肉を糖質と共に食べることや、オメガ6系のシードオイルで料理した結果の病気についてはあまり語られることはないでしょう

肉にはビタミンCが含まれない、という心配もあるでしょう。けれども、炭水化物などの糖質は先ほど述べた反栄養素の影響で肉体からビタミンCを排出します。なので、ご飯を食べるのであれば、ビタミンCを取り入れなければならなくなるのです。もし、肉を糖質と共に摂らなければ、肉に含まれる微細なビタミンCだけで十分に吸収できるのだと言われています。

大昔の人は動物の恩恵を受け、そして歩いて時々、ベリーのような実を取って少し食べていたような暮らしをし、文明を開いていきました。農業をはじめ、穀物を取り始めたのは、長い人類の歴史の中ではごく最近のこと。しかも2000年前の穀物と今の穀物では違いすぎます。

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昔の人たちに、癌や心臓病、糖尿病や発達障害がなかった理由はそこです。

もちろん、衛生面の問題などもあり、感染症でなくなった人も多かったのかもしれません。ですが、今の死因の殆どが「生活習慣」による病気です。

発達障害は「発達神経症」であるように、神経回路の問題です。そこには人の食生活が大きく影響し、今の研究では、母体にまず、今日述べた栄養が不足していたという事実と共に、今の子供たちが「ホンモノの食べ物」に触れることが減ったことが言われます。

日本は、仏教の影響を受けて、天武天皇によって675年に初めて、肉食禁止令が出ました。あまり浸透することはなかったと言われますが、その後多くの人が知る徳川綱吉の「生類憐みの令」は無駄に殺生することを人々から遠ざけたものであったと推測はできます。20万年とも言われるホモサピエンスの歴史。その長い歴史の中で文化は様変わりしても、栄養分解などは殆ど変わっていません。

特に宗教が食を制御したのだとすると、私達がアクセスしてはいけない領域というものがあったのかもしれないと考えることができます。

そしてアントロポゾフィー的に考えてみると、今から2000年くらい前に人間は今の意識としての「自我」を持ち「自分は何者なのか」という十字架を生き始めたわけです。そして私たちは自分の人生の目的を元に生きることを実践しようとしている意識にあります。生命を頂くということは、その生命を無駄にせず、自分の人生の目的のためにその生命を使っていく、ということ。

発達神経症の人たちにとって、自分のアイデンティティの確立の困難さ、自分の人生の目的を見つけることの難しさはメインストリームでも言われることです。

もし、彼らの肉体がこの地球という惑星での生命の営みを思い出すように促しているのだとしたら?

そこまで肉食は悪いものなのでしょうか。

医療、農業、食品の世界の「常識」を鵜呑みにしているということはないでしょうか。

植物は薬です。薬をオーバードースできないように、植物には正しい取り方というものがあるはずなのです。植物は毒を持っています。その毒を上手に使うために人間は知性が必要であるということ。

人の健康は精神世界、物理と化学を全て含み、その科学は内と外の関わりという「間」を見ることが大事なのではないかと思うのです。

決してベジタリアンやヴィーガンの人たちを説得しようとしているわけではありません。最初に書いたように、これは「生き方」の問題であり、人のカルマにも影響する話なので、この話に結論はないのです。ただ、自分の生き方を考えるちょっとしたキッカケになったら、と思います。

必要な人に届きますように。愛をこめて、地球という惑星の恩恵と共に。

投稿者: mayumicosmiclight

神奈川県生まれ神奈川県育ち。20代でオーストラリアに移住。在豪30年。 感覚の過敏さから精神的な不安定さに悩まされて大人になる。 40代で発達障害であると分かる。 シドニー大学博士課程終了。人文学専攻。(中世の錬金術、シンボリズムなど) 自分自身の生きづらさの真実を知るために様々な療法などを学び続ける。 シュタイナー教員養成コース終了後、オーストラリアのシュタイナー学校勤務。 手仕事の授業を担当するものの、手仕事を通して生きづらさそうな子ども、学習に時間がかかる子どものことばかりが気になり シュタイナー治療教育にあたるエクストラレッスン®を学ぶ。 現在はクリスタルエッセンス製造元であるCosmic Light Therapy® Cosmic Light Pty Ltdディレクター。 シュタイナー学校でのエクストラレッスン®プラクティショナーとCosmic Light社のディレクターという二足の草鞋を履きながら、鉱物療法、芸術療法、サウンドセラピー、など生きづらさや感覚過敏の人たちが、生きやすくなるような講座を主催。半年に1回、日本で子どものアセスメントと個別セッションを行っています。また、Cosmic Light®【Planetary Alchemy®】でアントロポゾフィーに基づく鉱物療法のプラクティショナーをもっと育てたい情熱をもとに全ての家庭の救急箱にクリスタルエッセンスを、と願う日々。 プライベートでは、国際結婚&国際離婚。子ども二人をシュタイナー学校に入れて働いてきたシングルマザーでもあります。人生の引き出しは色々あります。

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