前回書いた土星のプロセスに続き、今日は木星について書いてみます。
土星の「呼吸」のプロセスに来るのが、木星の「保温」です。このプロセスは甲状腺の機能にも関係します。温めたものを「維持する」ことが木星の性質です。
土星での「呼吸」で酸素を取り入れて終わるわけではなく、身体全体に酸素を広げていくのは甲状腺の仕事です。酸素が使われるということは燃焼が起こるということ。「火」は温かさです。「温かさを維持すること」は土星の呼吸プロセスの後に起こることがそれで分かります。
それだけではなく、呼吸で取り入れた物質をさらに深く吸収させることもまた大事なことです。土星のプロセスは呼吸だけではなく、食べものを摂取したときに腸壁を通ってさらに内側に深く吸収されていくプロセスのことでもあります。膜組織から細胞へ浸透していくことも含まれます。物質を通過させることも、浸透されることも全て温かさを必要とします。同時にこれらが起こることによって温かさも生まれます。運動は温かさを必要とし、温かさがあって運動ができます。
付け加えるのであれば、ナトリウムとカリウムによって肉体の中に正常な電気信号が流れます。ナトリウムとカリウムは自律神経の機能も正常化させ、人間が思考することを可能します。それが正に「木星のプロセス」です。考えること。考えるスペースを持つこと。すぐさま「ジャッジしない」という精神性の高さや、すぐに白黒の判断をしないのもまた成熟した大人の思考です。
木星はインド占星術では「グル」と呼ばれ、この太陽系の惑星の中でも大きな惑星の中のひとつ。衝動的でない動物的ではない生き方が人間としてできるのは、木星の働きがあってこそ。じっくり観察し、考えるスペースを持つことは、温かさを維持する力そのものです。
ナトリウムというのは塩の成分でもあるわけですが、人間の生命に欠かせないだけではなく、人間が人間として存在するために、そしてこの地球が存在するための錬金術の三大要素のひとつです。
塩は溶けて水になります。そうすることで光を集め、闇が取り去られるとも考えます。人間の存在そのものが、光と闇の中庸をとる存在です。霊的なものと物質的なものの中庸でもあります。それは地球の外に向かう矢印の方向と、地球の中心に向かう矢印の方向の両方に引っ張られるということ。
塩は光を集め、温かさを人の中にもたらしてくれます。その温かさは私たち人間の中の電気信号の流れを助けてくれる大事な性質。木星が私たちの中で働くために必要なのです。
頭の大きい子には塩を。とシュタイナー教育では言われます。それは光を集めてあたため、動きやすくするためです。頭の大きい子は夢見心地で少し行動が遅い傾向があります。そのまま成長すると木星の性質に不調和が生まれることもあり、年齢と共にその不調和が解消されないと、木星の性質が過剰となり怠惰さが目立つこともあります。
もちろん、7歳以下の子どもは夢見心地であることが自然なので無理に塩辛いものを食べさせて目覚めさせる必要はありません。
7歳以下の子どもに必要な温かさというのは、安心感を与える温かさ。
木星の性質の調和を与えるために、「木」の温かさに触れること。
木の性質は温かさを維持させてくれます。(性質の話です。)
夢見心地な子、なかなか動かない子、逆に衝動的で、何でも早く済ませたがる子、飽きやすい子、などにはペトリファイドウッドのクリスタルエッセンスをおすすめしています。
じっくりとした温かさを調和していくエッセンスです。
また錬金術では錫(すず)を使います。
錫は昔から缶詰に使われてきた金属であるのも面白い点です。何かを維持する特性が生きています。
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