七つの生命プロセスと七つの金属 ②「錫と木星」

photo of people camping in forest

前回書いた土星のプロセスに続き、今日は木星について書いてみます。

土星の「呼吸」のプロセスに来るのが、木星の「保温」です。このプロセスは甲状腺の機能にも関係します。温めたものを「維持する」ことが木星の性質です。

土星での「呼吸」で酸素を取り入れて終わるわけではなく、身体全体に酸素を広げていくのは甲状腺の仕事です。酸素が使われるということは燃焼が起こるということ。「火」は温かさです。「温かさを維持すること」は土星の呼吸プロセスの後に起こることがそれで分かります。

Photo by Pixabay

それだけではなく、呼吸で取り入れた物質をさらに深く吸収させることもまた大事なことです。土星のプロセスは呼吸だけではなく、食べものを摂取したときに腸壁を通ってさらに内側に深く吸収されていくプロセスのことでもあります。膜組織から細胞へ浸透していくことも含まれます。物質を通過させることも、浸透されることも全て温かさを必要とします。同時にこれらが起こることによって温かさも生まれます。運動は温かさを必要とし、温かさがあって運動ができます。

付け加えるのであれば、ナトリウムとカリウムによって肉体の中に正常な電気信号が流れます。ナトリウムとカリウムは自律神経の機能も正常化させ、人間が思考することを可能します。それが正に「木星のプロセス」です。考えること。考えるスペースを持つこと。すぐさま「ジャッジしない」という精神性の高さや、すぐに白黒の判断をしないのもまた成熟した大人の思考です。

木星はインド占星術では「グル」と呼ばれ、この太陽系の惑星の中でも大きな惑星の中のひとつ。衝動的でない動物的ではない生き方が人間としてできるのは、木星の働きがあってこそ。じっくり観察し、考えるスペースを持つことは、温かさを維持する力そのものです。

Photo by @T Keawkanok

ナトリウムというのは塩の成分でもあるわけですが、人間の生命に欠かせないだけではなく、人間が人間として存在するために、そしてこの地球が存在するための錬金術の三大要素のひとつです。

塩は溶けて水になります。そうすることで光を集め、闇が取り去られるとも考えます。人間の存在そのものが、光と闇の中庸をとる存在です。霊的なものと物質的なものの中庸でもあります。それは地球の外に向かう矢印の方向と、地球の中心に向かう矢印の方向の両方に引っ張られるということ。

     

塩は光を集め、温かさを人の中にもたらしてくれます。その温かさは私たち人間の中の電気信号の流れを助けてくれる大事な性質。木星が私たちの中で働くために必要なのです。

Photo by Castorly Stock

頭の大きい子には塩を。とシュタイナー教育では言われます。それは光を集めてあたため、動きやすくするためです。頭の大きい子は夢見心地で少し行動が遅い傾向があります。そのまま成長すると木星の性質に不調和が生まれることもあり、年齢と共にその不調和が解消されないと、木星の性質が過剰となり怠惰さが目立つこともあります。

もちろん、7歳以下の子どもは夢見心地であることが自然なので無理に塩辛いものを食べさせて目覚めさせる必要はありません。

7歳以下の子どもに必要な温かさというのは、安心感を与える温かさ。

木星の性質の調和を与えるために、「木」の温かさに触れること。

木の性質は温かさを維持させてくれます。(性質の話です。)

Photo by Mateusz Dach

夢見心地な子、なかなか動かない子、逆に衝動的で、何でも早く済ませたがる子、飽きやすい子、などにはペトリファイドウッドのクリスタルエッセンスをおすすめしています。

じっくりとした温かさを調和していくエッセンスです。

また錬金術では錫(すず)を使います。

錫は昔から缶詰に使われてきた金属であるのも面白い点です。何かを維持する特性が生きています。

https://mayumi-cosmiclight.my.canva.site/cosmiclight-crystal-essence

CRYSTAL ESSENCEの購入は

https://www.reservestock.jp/stores/index/20361

Photo by Strange Happenings

また、こういったことを学び、エッセンスを調合して、性質の調和を進めることをセラピストとしてやってみたい方は、PLANETARY ALCHEMY PRACTITIONER COURSEを受講することができます。

詳細はこちら。

https://www.reservestock.jp/page/event_series/95348

投稿者: mayumicosmiclight

神奈川県生まれ神奈川県育ち。20代でオーストラリアに移住。在豪30年。 感覚の過敏さから精神的な不安定さに悩まされて大人になる。 40代で発達障害であると分かる。 シドニー大学博士課程終了。人文学専攻。(中世の錬金術、シンボリズムなど) 自分自身の生きづらさの真実を知るために様々な療法などを学び続ける。 シュタイナー教員養成コース終了後、オーストラリアのシュタイナー学校勤務。 手仕事の授業を担当するものの、手仕事を通して生きづらさそうな子ども、学習に時間がかかる子どものことばかりが気になり シュタイナー治療教育にあたるエクストラレッスン®を学ぶ。 現在はクリスタルエッセンス製造元であるCosmic Light Therapy® Cosmic Light Pty Ltdディレクター。 シュタイナー学校でのエクストラレッスン®プラクティショナーとCosmic Light社のディレクターという二足の草鞋を履きながら、鉱物療法、芸術療法、サウンドセラピー、など生きづらさや感覚過敏の人たちが、生きやすくなるような講座を主催。半年に1回、日本で子どものアセスメントと個別セッションを行っています。また、Cosmic Light®【Planetary Alchemy®】でアントロポゾフィーに基づく鉱物療法のプラクティショナーをもっと育てたい情熱をもとに全ての家庭の救急箱にクリスタルエッセンスを、と願う日々。 プライベートでは、国際結婚&国際離婚。子ども二人をシュタイナー学校に入れて働いてきたシングルマザーでもあります。人生の引き出しは色々あります。

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