松果体と水晶・カルサイト   アーリマン時代における意識の自由を守るために

   シュタイナーは、20世紀初頭に「未来の人類はアーリマン的な力によって意識を物質に縛りつけられる危険にさらされる」と警告しました。アーリマンとは、光と自由から人間を遠ざけ、物質世界に閉じ込めようとする存在です。その象続きを読む “松果体と水晶・カルサイト   アーリマン時代における意識の自由を守るために”

「水を飲む」を考える

なぜ「水を飲む」を語るのか 日本人にとって「飲むもの」と言えば、まず思い浮かぶのはお茶かもしれません。食後のお茶、来客時のお茶、仕事の合間にひと息つくお茶。緑茶やほうじ茶、麦茶など、季節や場面に合わせて楽しまれてきた飲み続きを読む “「水を飲む」を考える”

AI時代の「書くこと」とは

個性と調和の未来を見つめて ルドルフ・シュタイナーは、近代以降の人類が「アーリマン的意識」に引き寄せられていくことを予見しました。アーリマン的とは、世界を数値や構造、機械的な法則として捉え、物質的な側面だけを唯一の現実と続きを読む “AI時代の「書くこと」とは”

「星の秩序」を体に受けとめる子どもたち

― サイデリアル計算の占星術とエーテル体、酵素という代謝の音楽 わたしたちは、食べたものでできている。この言葉は、当たり前のように聞こえながらも、治癒教育の現場に身を置くと、その奥にひそむ問いの深さに息をのむことがありま続きを読む “「星の秩序」を体に受けとめる子どもたち”

宇宙のスパイラル:動きのアーキタイプと感覚

わたしたちは“流れ”の中に生きている 銀河はまわり、太陽もまた、銀河系の中心からおよそ26,000光年離れた軌道上を、らせんを描きながら旅を続けています。私たちの太陽系は、静止しているどころか、目に見えない宇宙的な引力と続きを読む “宇宙のスパイラル:動きのアーキタイプと感覚”

「ヨハネ祭」月の殻を越えて、太陽の意志を生きる発達の道

月の殻 月は、記憶の天体です。それは身体のリズムを維持し、過去の形の跡を違わず保ち続けます。エーテル体の記憶の形、それが月のリズムの作用であり、その力は、生命の維持や習慣となって人間を支えています。しかし同時にそれは、私続きを読む “「ヨハネ祭」月の殻を越えて、太陽の意志を生きる発達の道”

鏡映と反転:次元を深化させ育つ「私」

■世界は、そのままには見えていない 私たちが日々接しているこの世界は、本当に「そのまま」見えているのでしょうか。 左右、上下、前後──こうした空間の基本的な方向性は、実は私たちの身体と脳、そして魂の成長のなかで、後天的に続きを読む “鏡映と反転:次元を深化させ育つ「私」”

聖霊降臨祭と人間の発達

2025年6月8日はキリスト教暦における「聖霊降臨祭(ペンテコステ)」を迎えます。復活祭(イースター)から数えて50日目、弟子たちのもとに「火の舌」として聖霊が降り、彼らが異なる言語で語り始めたとされるこの出来事は、単な続きを読む “聖霊降臨祭と人間の発達”

鉛と時間、骨とカルマ ―知性の早熟がもたらす魂の老化と硬化―

鉛の重みと魂の時間 鉛(Plumbum)は、地上で最も重く、冷たく、鈍い金属のひとつです。その灰色がかった鈍い光沢の背後には、目には見えない「時間の密度」が潜んでいます。シュタイナーは、鉛を土星の金属として位置づけました続きを読む “鉛と時間、骨とカルマ ―知性の早熟がもたらす魂の老化と硬化―”

ミトコンドリア機能障害と発達障害:アントロポゾフィー的視点から

発達障害、特に自閉症スペクトラム障害(ASD)に取り組む上で、現代医学ではミトコンドリア機能障害という生物学的側面が注目されています。アントロポゾフィーの視点からは、この現象をより広い文脈で、人間の四層構造(物質的な肉体続きを読む “ミトコンドリア機能障害と発達障害:アントロポゾフィー的視点から”

糖と自我と生理のリズム   「繊細な人の糖質の使い方」

今日ここで書くことは、アントロポゾフィーと現代科学の交差点、そして自らの体験を通して語ることです。医療アドバイスではありませんので、是非、ご自分で調べて考えて、ピンと来ることは実践し、続けてみてからご自分なりの今の「結論続きを読む “糖と自我と生理のリズム   「繊細な人の糖質の使い方」”

ジェンダーに迷う子どもたちをシュタイナー教育でどう捉えていくか

近年、自分のジェンダー(性別)について違和感を持つ子どもたちが増えています。日本語という言語の特性上、日常生活でそれほど、「彼」「彼女」という代名詞を使う場面はないにしろ、「〇〇くん」なのか「〇〇ちゃん」なのか、など、こ続きを読む “ジェンダーに迷う子どもたちをシュタイナー教育でどう捉えていくか”

発達障害が教えてくれる食の危機。菜食主義の代償

今日の記事は子どもの脳の発達に必要な事実を正直に書くだけであり、 特定の生き方をする人たちへの非難や中傷ではありません。 また、医療アドバイスではありませんので、ご自身の責任で判断してください。 かつてヴィーガンだった私続きを読む “発達障害が教えてくれる食の危機。菜食主義の代償”

メルヘンと錬金術<鶴の恩返し>

メルヘンとは言っても、今日は日本の昔話。 メルヘンを語る時、先に結論を言ってしまえば、子どもの中の生命のエネルギーを高める錬金術が働いているのです。 錬金術と言えば、鉛を金に変える 「卑金属と貴金属に変えようとする試み」続きを読む “メルヘンと錬金術<鶴の恩返し>”

「自我」と感覚の処理と平衡感覚と 

「わたしはわたしである」という意識は人間だけに与えられたものです。 純粋な「自分」という意識は生まれてすぐに完ぺきに備わっているものではありません。自分という「自我」の意識は自分の周りの世界との関わりの中で育っていくもの続きを読む “「自我」と感覚の処理と平衡感覚と ”

シャーマニズムと地球紀の後期アトランティス第三文化期

宇宙の進化の中に 地球の進化が起こっていて、 地球の進化の中に 人間の進化があります。 人間の発達というのは、人間の進化の話でもあり、 人間の進化というのは地球の進化でもあり、 地球の進化は宇宙の進化と同じなのです。 私続きを読む “シャーマニズムと地球紀の後期アトランティス第三文化期”

七つの生命プロセスと七つの金属 ②「錫と木星」

前回書いた土星のプロセスに続き、今日は木星について書いてみます。 土星の「呼吸」のプロセスに来るのが、木星の「保温」です。このプロセスは甲状腺の機能にも関係します。温めたものを「維持する」ことが木星の性質です。 土星での続きを読む “七つの生命プロセスと七つの金属 ②「錫と木星」”

メルヘンとシュタイナー教育における発達

メルヘンには「宇宙の古い霊的な神秘の表現」が含まれ、そこには普遍的な宇宙の法則としてのアーキタイプがインプリントされていると考えます。 今日はメルヘンについて少し書いてみます。 メルヘンはマクロコスモス、ミクロコスモスが続きを読む “メルヘンとシュタイナー教育における発達”

七つの生命プロセスと七つの金属 ①「鉛と土星」

人間に「チャクラ」があると言われるのは、7つの内惑星が人間の体に影響をしているからと考えます。 細胞が丸いのも、様々なものが体で回転するのも、人間一人一人の中に惑星の性質が働いているからです。もし、地球が自転をやめて、太続きを読む “七つの生命プロセスと七つの金属 ①「鉛と土星」”

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